「リニューアルをすれば、うまくいくだろう。うまくいくように作ってくれるだろう。」と考えていると、リニューアルプロジェクトは失敗するかもしれません。
そもそも、最初に作ったホームページが「期待した結果」を出していないのであれば、同じアプローチでリニューアルしても、結果は目に見えています。
「Webサイトを作れば、とにかく良いことがあるだろう。」と考えていると、うまくいかないケースが多いです。
では、リニューアルを成功させるためにはどうすればよいのか?
リニューアルの目的をハッキリさせる
リニューアルプロジェクトをキックオフする前に、まず「今あるホームページの現実」と「ホームページに期待していること」の整理をして、現実と期待のギャップを洗い出すことがポイントになります。
- WEBサイトに何を期待しているのか?
- 現状の不満は何か?
- 抱えている課題は?
- リニューアルしてどうなりたいか?
- リニューアルして、問題が改善するのか?
これらの事を洗い出し、本当にリニューアルが必要か?の答え、リニューアルの目的をハッキリさせましょう。
【何のためにリニューアルするの?】という問いを、トコトン突き詰めることが最初に行う作業です。
コンテンツの棚卸し・見直しをして「質」を高める
リニューアルを機会に、現在あるホームページのコンテンツを棚卸しすることが必要です。
ウェブサイトのコンテンツを継ぎ足ししていると、どんなコンテンツがあったのか?どんな情報を提供していたのか?など、ウェブサイトの全貌がわからなくなる事があります。
「そういえば、こんなページあったな〜。」や「このページはいいこと書いてるな」という発見があります。
もしかすると「あれ!大切なことをどこにも書いていない!」ということもあるかもしれません。
ページの内容を見直す
WEBサイトのページを棚卸しする際は、しっかり内容を見直すことが大切です。むしろ、見直すための棚卸しです。
- 適切な内容なのか?
- 文章が読みにくくはないか?
- 情報が古くないか?
- リンク切れがないか?
など、1ページ毎に内容を再検討して「コンテンツの質を高める」ことが重要です。
価値のあるコンテンツをつくる大切さ
ユーザーに価値のあるコンテンツを提供する。
価値のあるコンテンツとは、「ユーザーのためになる」「ユーザーが知りたいことの答えを提供している」というコンテンツのこと。
決して「使ってください!買ってください!お得ですよ!」の様なセールスページではなく、ユーザーが知りたいことを解決できるコンテンツを提供する努力が必要です。
親近感と信頼感を高めて売上げにつなげる
「ためになるコンテンツ」を見た訪問者は、
「なるほど、そうなのか。参考になった!」「このサイトは有用な情報やノウハウを提供しているなー」
という感想を持ち、サイトへの「親近感」や「信頼感」が高まります。
そうなると、何か必要なことがあった場合、「そうだ、あのサイトに行けば何か解決できるかも!」となり、最終的には「このサイトにお願いしよう(店舗に行ってみよう)。信頼できるし、安心して頼める。」
という結果につながります。
「暇人」か「困っている人」がほとんど
インターネットを見るユーザーのほとんどが、「娯楽のため」か「何かの解決策(知識、ノウハウ、比較情報など)を探している」という行動をとっています。もっと極端に言えば、暇人か困っている人(迷っている人)のどちらかです。
そのため、「面白い」か「ためになる」コンテンツほど、多くの人の目に触れる機会が増えます。
ユーザーの目に触れやすいコンテンツをたくさん持っていれば、それだけユーザーとの接触機会が多いサイトになり、サイトの信頼、安心感、親近感が向上していきます。
「使う」という行動目線でデザインを考える
デザインというと、スタイリッシュな見た目を想像しがちですが、「おしゃれなページ」と「使いやすいページ」は別物です。
ユーザーが使いやすいとは、
- アピールポイントが直感的に訴求できる(パッと見てアピールポイントに注目してもらえる)
- 「知りたい情報」に迷わず到達できる
- 「行きたいページ」にストレスなく到達できる
- ユーザーが「今、サイト内のどのページを見ているか」が直感的にわかる(迷子にならない)
- ユーザーが、知りたいことと「関連する情報」に気づくことができる
- 目が疲れない、操作に疲れない
など、色々な視点が考えられます。
「おしゃれでクールなWebサイトだけど、使いにくくて仕方がない」では、意味がありません。ホームページは『見てもらう・使ってもらう』ために存在することが基本です。
インターネットは「比較され、選択される」という消費者行動なので、「使いにくい」と思ったら簡単に別のサイトに行ってしまいます。
わからないことを「専門的だから…」とスルーしない
制作会社との打ち合わせ、提案された内容、社内のミーティングなどで、わからない技術用語や手法が出てくることがあります。その時「専門的なことはわからないから…」とスルーしないことが大切です。
「わからない」で済ませてしまうと、思わぬ誤解や理解の相違につながります。
わからないことはその場でしっかり確認する。またはメモしておいて、ちゃんと調べて理解するようにしておく。この様に、「専門的なことは制作会社にお任せ!」のような【丸投げをしない】ことが大切です。
コンテンツの更新が容易に行える方法を考える
Webサイトは「作ってしまえば、それでおしまい。後は待っていればアクセスがガンガン増える!」というわけではありません。
コンテンツの追加、細かな文言の調整・変更、キャッチコピーの最適化など、常に更新し改善し続けないと、どんどんインターネットの片隅に追いやられ、誰の目にも触れなくなってしまいます。
しかし、Web担当者のよくある悩みとして、
- 変更するには制作会社に依頼しないとできないし
- その都度コストがかかるから予算がない
- 小さな変更は、ある程度まとまってからじゃないと依頼しにくい
など、「自分では、どうしようもない」という状況があります。
リニューアルする際は、軽微な修正や記事の更新くらいは「自分でちゃんと更新できる仕組み」を導入することをおすすめします。
それでも、仕組み上、どうしても制作会社に依頼しなければいけない機能がある場合は、制作会社と対応の取り決め(コストや作業の範囲など)をきちんと決めておくことが大切です。
リニューアル後の運営がなにより大切
リニューアルしても、突然アクセスアップした!ということはありません。
むしろ、リニューアル後のアクセス数や検索順位への影響などをしっかりモニタリングして、調整していくことで、「リニューアルの本当の成果」が出てきます。
WEBサイトの悩み、ご相談ください。
・Webサイトの改善
・ライティングの添削
・アクセス解析(Google Analytics)の活用
・ホームページの制作
・WordPressのカスタマイズなど
Webサイトでお困りの方は、是非ご相談ください!